花見を楽しむための基礎知識

お花見屋形船

屋形船とは、船に屋根と座敷が設置されていて、この座敷で宴会や食事を楽しむことができるものです。屋形船の魅力は、綺麗な風景を見ながら、おいしい料理と酒を楽しめるということですから、季節の催しなどによく使われます。

例えば、忘年会や新年会などといった行事ごとの時で、その中でも特に景色の美しい花火や花見の際にはよく選ばれます。単に景色を楽しむというだけでなく、その景色がさらに水面に映り込むとまた違った魅力を私達に見せてくれます。さらに花見の場合には、散った花びらが水面に浮かび、流れている様子はたいへん風流な日本の姿と言うことができ、外国の方を連れていく際などには特におすすめです。

このように魅力いっぱいの屋形船ではありますが、どういったことがきっかけとなり行い始め、これほどまでに多くの人に愛される文化となったのでしょうか。屋形船は、その言葉の通り、屋形をくっつけた船なので屋形船です。

この屋形船が最初に楽しまれ始めたのは、平安時代です。しかし、平安時代にはお花見同様、貴族のみの楽しみとされていました。その後、江戸時代に入り、初めて一般の庶民もこの屋形船を楽しむことができるようになります。江戸時代には、渡し舟の利用が多くの人に頻繁に利用されるようになり、これをきっかけとして、屋形船が庶民のものにもなったということです。

そして、屋形船には乗り方等により、「貸しきりタイプ」「乗り合いタイプ」「クルーザータイプ」など、何種類かありますので、それを知ったうえで、自分に利用目的に合ったものを選びましょう。