桜の種類

大山桜

大山桜(オオヤマザクラ)はバラ科サクラ属の花で、別の名をエゾヤマザクラや、ベニヤマザクラとも言います。名前の由来としてはアメリカの植物学者である、Charles Sprague Sargentに因んだもので、英語圏ではSargent’s cherryと呼ばれます、またエゾヤマザクラという名前も持つことから想像できるように、北海道に多く咲く、寒さに強い桜で、アイヌ語ではカリンパニと呼ばれています。

花の色は薄紅色をしており、桜の代表的な存在とも言えるソメイヨシノなど、白い種のものに比べると、比較的しっかりと色が付きます。花の部分は2~3cm程度の落葉樹で、大きさは7~15mくらいに成長します。

根元近くから枝を生やし、そこに8~15cm程度の長めで卵型の鋸状になった葉が互生し、この花と葉が同時に開き、比較的花が大きく、香りもとても良いので、花見には最適といったところです。葉は若い時期には赤い色をしていますが、それから時間が経過し、夏頃の暗い緑色を経て、秋には紅葉して、初めは赤色、そして黄色、続いて橙色といった具合に色を変えていきます。

ちなみに、この桜の葉を塩漬けしたものが、桜餅を包む葉として使われています。また、夏には小さなえんどう豆程度の大きさをした黒紫色の実を付け、これを鳥が食べている姿をよく見かけます。

伊豆地方などの日本はもちろん、韓国やサハリンなどの東アジアの地域で自生し、水はけや日当たりの良い場所で良く育ちます。また、風や寒さには強くしっかりと花を咲かせ、水が多少少なくても耐えられますが、大気汚染には弱いというのも特徴です。そのため、鑑賞用や街路樹として使われているのをよく目にすることでしょう。