桜の種類

河津桜

河津桜とは、静岡県の河津町にたくさん咲く、落葉高木で、光沢のある紫褐色の樹皮と、広卵状の樹形を持ちます。種類としては、早咲きオオシマザクラとカンヒザクラの自然交配種で、2月頃になると、一重で淡紅色の花をつけます。原木は、樹齢約62年で、伊豆急河津駅から天城山方面に1.2kmほど進んだ先の民家の庭にあります。

この河津桜の由来としては、昭和30年(1955)偶然に見つけられたことにはじまります。見つけた人とは、現在、原木のある場所ともなっている河津町田中の飯田さんが発見し、この桜の苗を持ち帰り、現在ある場所に植えたのでした。そして、伊東市の勝又さんという方が昭和43年(1968)頃、この桜を増殖し、普及させたのです。

そして、植物園や林業事務所等の人が相談し、河津町に原木があることから、昭和49年(1974)にカワヅザクラと名付けられ、その1年後の昭和50年(1975)には河津町の木として指定されたのでした。

そして、この名前の由来ともなった河津町では、2月10日頃~3月10日頃の間で、河津桜まつりが開かれており、これは1981年に開始され、毎年行われています。特に多くの人が求めてやって来るのが河津桜並木で、河津駅近辺の河口から河津駅までの約3kmに桜が咲き誇り、美しい眺めを楽しめます。

さらに、夜には、河津七滝ループ橋3カ所と、峰温泉の河津桜トンネル、豊泉の桜、上条の桜、かじやの桜、車の桜、今井浜の桜、音蔵の桜の名木6カ所がある、館橋から浜橋までの300mの区間がライトアップされ、昼とはまた違った情景を楽しめます。