桜の名所

三春滝桜

大正11年に日本さくら名所100選として選ばれた、福島県の三春滝桜は、エドヒガン系のベニシダレザクラで、根尾谷の淡い墨ザクラや山高神代ザクラなどとともに、国の天然記念物として選定されています。

この三春滝桜は、日本さくら名所100選だけでなく、日本三大桜にも選ばれており、岐阜県根尾のウスズミザクラ、山梨県山高のジンダイザクラとともに、東西の桜の名所とされています。近くではもちろん、10m前後離れて見た時のその堂々と大きくそびえたつ桜の木は、圧倒されるほど美しく、たいへん強い印象を残します。

このように美しい三春滝桜ですが、その名前の由来は、気候が変化してしまった現代では難しいことですが、梅・桃・桜の花が一度に咲くため、三つの春が同時に来るという意味合いから来ていると言われます。

また、ほかにも、永正元年(1504)に、田村義顕が三春へ城を移したのが、移るより前の城で1回、三春に移ったのが2回目、そしてその年が閏年だったためもう1回と、正月の祝いを計3回したことから三春と名付けたという風にも言われています。

さらに、三春の地名が初めて記録に出てくる、南北朝時代には、「三春」ではなく「御春」といった記述がされており、ミハルという呼び名に漢字を当てはめとも考えられています。

加えて、三春町には、桜以外にもおすすめのスポットがあります。三春滝桜から5kmほど先に進むと、滝桜の娘と呼ばれている「地蔵桜」という隠れたお花見スポットがあります。こちらも樹齢約400年の歴史を感じさせる、堂々とした、美しい桜です。三春滝桜を見に赴いた際には、ぜひ立ち寄ってみると良いでしょう。