桜の名所

福井市の足羽川

福井県今立郡池田町にある冠山が源となっている足羽川は、水害が多いことで有名で、最近でも2004年に梅雨が原因となる洪水が起こっています。水害の原因としては、市街地では川幅が狭まり、さらに蛇行していることに加え、足羽川の橋が古いことが原因となり、川の流れが妨げられてしまうなどといったことが考えられます。

このような場所ではありますが、明るい面を見てみると、福井市の足羽川は桜の名所としても有名で、その美しさは日本さくら名所100選にも指定されるほどです。足羽川沿いには約2.2kmにもわたるソメイヨシノの桜並木が続いており、約2週間咲き誇ります。そのスケールは日本一とも言われ、1本1本がしっかりとしており、豪快さがあります。

この600本もの美しく咲き誇る桜を少しでも多くの人に愛でてもらおうと、桜が開花する頃にはライトアップされ、桜のトンネルができあがります。堤防沿いに咲くこの桜は、江戸時代までは九十九橋左岸に植えられていたのですが、度々起こる洪水を防止するために、明治時代に今の堤防沿いに植える形に変わったそうです。

さらに、足羽山へと歩を進めると、ヤマザクラやソメイヨシノなど約3,500本もの桜を見ることもできます。その中でも、標高116.8mのところにある足羽神社の枝垂れ桜は有名で、樹齢360年という驚きの歴史を持ちます。市民の憩いと癒しの場であるこの山では、咲き誇る桜の写真を撮ったり、ミニ動物園や足羽神社、橘曙覧記念文学館などもあり、ゆっくりと楽しんで過ごすことができます。